企画編20「可愛くて性格も良い<だけど>料理が壊滅的」 第22回ウォーターフェニックス的「ノベルゲーム」のつくりかた
第22回 企画編20「可愛くて性格も良い<だけど>料理が壊滅的」
執筆者:企画担当 ケイ茶
他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。
企画編一覧はコチラのページにまとめてあります。
ケイ茶です。
今回はタイトルにも書きましたが、超ベタベタ。王道設定です!
かなりの作品で存在する
「可愛くて性格も良い<だけど>料理が壊滅的」というキャラクターについて考えてみたいと思います。
これが、ギャップ萌え。ギャップがキャラクターに魅力を持たせる!
今回の内容は非常にシンプル!
魅力的なキャラクターを作る上で、使える方法です。(あくまで一つの要素、作り方として)
とりあえず、キャラクターにギャップをつけてしまえ!という事です。
そもそも、ギャップというのは「差」の事で、簡単に書いてしまえば「普段は~だけど、本当は~だった」という事なんです。
最初に書いた例が定番なんですが
可愛くて性格も良い女の子キャラクターがいますよね?
すごく家庭的な面もあって、クラスの人気者!
でも、いざ彼女になって、お弁当を作ってくれたら料理が壊滅的にダメだった!というパターンです。
前回の完璧主人公か、成長する主人公か。
という話にもちょっと通じるかもしれませんが、かわいくて性格も良いだけじゃなくて、何らかの弱点や苦手な所がある。
そこに萌えると思いませんか?
そうです!ギャップ萌えってやつです。
今回の例の逆パターンでギャップをつけるとしたら・・・
「普段はぐーたらで何もしない<だけど>いざヒロインがピンチになったら、命をかけて戦う主人公」
これもギャップです!
普段は何もしないし、ぼーっと過ごす。
でも、自分の大切なものを奪われそうになる。その時には自分の力で大切なものを必死に守る!
ちょっと違うかもしれませんがことわざでも「能ある鷹は爪を隠す」っていうじゃないですか!
このパターンで作ると「カッコイイ!」キャラクターが出来ると思います!
他にも色々なギャップがありますよね?
有名なギャップですと「見た目は子供、頭脳は大人」(超有名作品ですね。とても良いギャップですよね~)
他にも「ツンツンしているけれど、実は主人公の事が大好きでデレる」=そうですね、皆大好き? ツンデレです!
ギャップとは表と裏の存在。
表が普段の姿だけど、ほんのちょっとだけ、何かキッカケがあった時にちょっと見せる裏の姿に魅力を感じてしまう。
とくに、そのギャップを見せてくれるのが自分だけ(主人公だけ)だったりするとより魅力的になるのかもしれません。
さあ、キャラクター作りの一つの方法として「ギャップ」を入れてみませんか?
ちなみに、キャラクター設定で紹介した「十二死学園」の夜龍院耀に関しては完全にギャップを狙っております。
「普段は完璧で何でもできる天才。だけど、実はそれが演技でかなりの臆病者」
こういうギャップは私大好きですので、今後もギャップ萌えは大活用していくと思いますね~。
裏と表があるキャラは大好物なのです。
余談ですが、現実の人間だってそうじゃないですか。
普段は可愛い子のフリをしているけれど、裏では友達の悪口を言って腹黒い事ばかり考えている娘とかね。
上司の前では完璧に演じるけれど、実は仕事が全くできない会社員とか。
このあたりのドロドロ系は昼ドラに沢山出てきそうな感じがしますね。
現実の人間のギャップと創作のキャラクターのギャップ。
この一番の違いとして、当たり前ですがキャラクターは基本的には魅力的じゃなきゃいけないって事です!
なんでもかんでもギャップをつければよい。じゃなくて、こうなんだけど、実はこう!だったら可愛いかな?カッコイイかな?
魅力的なのかな?と考えながらギャップをつけてみましょう。
さて、次回は「スト-リーは最初のインパクトが大切!」について。
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