「初めて遊ぶ、ノベルゲーム」~ノベルゲームってこんなに面白い!を毎週発信~ 第【5】回「面白い映画」を探している方へ、ノベルゲームをお勧めする4つの理由と、4つのお勧め出来ない理由
初めて遊ぶ、ノベルゲーム
~ノベルゲームってこんなに面白い!を毎週発信~
「ノベルゲーム」をプレイした事が無い方や、あまりプレイしない方へ「ノベルゲームの面白さ」を発信する事を目的としたコーナーです。
ノベルゲームって何? という素朴な疑問から「こんな楽しみ方があります」や「小説や映画、アニメなどが好きな方も楽しめるゲームの紹介」等
ノベルゲームならではの魅力、面白さ、やってみたい! を貴方に、発信していきたいと思っています。
⇒ノベルゲームって何? ノベルゲームの基本が知りたい方はコチラをご覧ください。
第【5】回「面白い映画」を探している方へ、ノベルゲームをお勧めする4つの理由と4つのお勧め出来ない理由
~ノベルゲームは主人公との一体感が強く、ゲーム性があり、長い時間楽しむ事が出来る物語媒体です~
目次
(1)時間の制約が無い為、長く同じ物語を楽しむ事が出来る
(2)主人公との一体感が強い
(3)映画にはないゲーム性を楽しむ事が出来る
(4)文字をオートにすれば、映画と同じようにずっと観て楽しむ事が出来る
(1)全体的に迫力が足りない
(2)大画面では見れない
(3)皆で同じ作品を共有する事が出来ない
(4)ノベルゲームは高い
映画好きな貴方に、ノベルゲームを紹介したい
「面白い映画」で検索された方へ、求めていた記事と内容が違っているかと思いますが……
あえて、映画好きの貴方に、ノベルゲームの良さ、面白さを少しでもお伝えしたい。
そのような記事になっています。
映画とは違ったノベルゲームの良さがあります。
ノベルゲームでしか楽しめない事や、映画以上に魅力的な部分もあります。
興味を持って頂けましたら、続きも読んでみてください。
「映画好き」にノベルゲームをお勧めする4つの理由(ノベルゲームの利点)
(1)時間の制約が無い為、長く同じ物語を楽しむ事が出来る
映画の場合は上映時間の問題があり、基本的には1時間~長くても3時間くらいの物語です。
しかし、ノベルゲームの場合はこの上映時間のようなものが無い為、短い時間で楽しめるものもありますが、逆に映画では出来ないような長時間楽しむ事が出来るタイトルも有ります。
時間で書いてしまうと、30時間以上であったり、長いものだと50時間を超えるようなものだってあります。
気に入った作品や登場人物、設定等があった場合、映画ではどんなに長くても時間と言う制約により、あっさり描かれている部分もあるでしょう。
しかし、ノベルゲームの長編作品であれば、細かな物語まで描かれ、長い時間楽しむ事が出来るかもしれません。
(2)主人公との一体感が強い
映画は他人事……というのは極端ですが、主人公たちの活躍を客観的に見ることになります。
カメラを通して、登場人物たちの活躍や行動を見るという感じです。
しかし、ノベルゲームの場合は主人公=プレイヤー(視聴者)という位置づけが基本です。
そのため、主人公の立場で他の登場人物と会話したり、事件等、物語に絡んで行く、物語を主人公と一緒に楽しむ。
といった体験が出来ます。
また、主人公の気持ちがテキストとして表示される為、より主人公が何を考え、どんな感情を持っているのかもわかります。
そのため、主人公との一体感が強まり、感情移入もしやすいのです。
↑主人公の考えがテキストとして表示される事が多い(例)
(3)映画にはないゲーム性を楽しむ事が出来る
映画はあくまで、決まった物語を楽しむもの。
ノベルゲームの場合は、タイトルにもよりますが「選択肢」や「プレイヤーの行動」で物語が分岐するものも多くあります。
例えば、主人公が敵と「戦う」か「逃げる」か、敵に対して「武器で戦う」のか「素手で戦う」のか等。
このような選択肢の結果、その後の展開や物語が変わる場合も有ります。
また、プレイヤーの行動……アクションや戦闘要素が入っていて、勝利や敗北によって分岐する場合や、プレイヤーが振り分けたパラメーターによって分岐するなど、映画には出来ないゲームらしさ、ゲーム性を楽しむ事が出来るのもノベルゲームの特徴です。
(全てのゲームにこれらのゲーム性が搭載されているわけではありません)
(4)文字をオートにすれば、映画と同じようにずっと観て楽しむ事が出来る
ノベルゲームの機能として備わっている事が多い「オートモード」(文字や音声を自動で再生してくれる機能)
これを使用する事により、映画と同じように画面や物語に集中して、何も操作をせずにずっと観て楽しむ事も可能です。
もちろん、タイトルによりますし、ゲーム性の有無にも関わってきます。
しかし、選択肢もなくゲーム性もない純粋に物語を楽しむタイプのゲームでは、映画に近い楽しみ方も出来る、という事です。
映画と比べてお勧め出来ない4つの理由(ノベルゲームの欠点)
(1)全体的に迫力が足りない
全体的な予算の掛け方の違い、小規模で作られる事が多いノベルゲームでは、大規模で作られる映画には太刀打ちできない部分も多いです。
例えば、映像面や音楽面、演出面など。
一つのCGムービーにしても、映画のクオリティの高いムービーと、ノベルゲームのイベントCGでは動きや、クオリティの差が圧倒的な場合があります。
そのため、ジャンルにもよりますがSF超大作や、アクション等は映画の方が圧倒的に有利です。
ノベルゲームの場合は、恋愛やホラー(ホラーの場合は、ノベルゲームとのゲーム性や、主人公との一体感を味わえる)といったジャンルは強いですし、小規模ながら変わった物語や設定のものも多い。
(低予算で作れるために、個人や小規模メーカーが挑戦しやすい)
↑弊社のゲームで、かなりシンプルな方ですがノベルゲームの基本画面はこんな感じです。
キャラクターのイラスト+テキスト+背景画像+音楽や音声が入っています。
(2)大画面では見れない
映画は映画館をはじめとして、4Kテレビや、プロジェクターなどの大画面で観る事が出来ます。
もちろん、ノベルゲームにしても映画館では厳しいでしょうが、4Kテレビやプロジェクターで楽しむ事は可能です。
しかし、前述した通り、迫力という面では映画には勝てない部分も多く、そもそも4K対応ノベルゲームが今後出てくるのかもわかりません。
(今のノベルゲームの解像度の基本は1280×720のHD)
(3)皆で同じ作品を共有する事が出来ない
映画とノベルゲームの違いで、これもかなり大きいと思います。
映画の場合は、友人や恋人、家族と一緒に観て、同じ時間と同じ作品を共有する事が出来ます。
そして、映画を楽しんだ後に一緒に感想を言い合ったり、思い出にする事が出来るでしょう。
しかし、ノベルゲームの場合は一緒にプレイする、というタイプのものではなく、基本的には一人で楽しむものになります。
そのため、皆で一つの作品を共有する楽しみ方には向かないのです。
(その場合は、SNSを利用して、同じノベルゲーム作品をプレイしている人との交流というパターンが多いかと思います)
(4)ノベルゲームは高い
映画は1回1,000円~2,000円くらいで観る事ができます(約1~3時間)
ノベルゲームは1本当たり、無料~10,000円くらいと幅広いです(プレイ時間も数十分~数十時間)
ただし、基本的に商業作品として売られているものは3,000円~10,000円と、映画1回と比べてしまうと高価に感じてしまうでしょう。
とはいえ、その分のプレイ時間は長い傾向にありますので、1時間当たりという考え方をすればノベルゲームは安いとも言えるかもしれません。
その他、映画とノベルゲームについて
映画とノベルゲームは同じ物語媒体ではあるものの、お互いがかなり遠い存在ではないかと思います。
大規模な映画と小規模なノベルゲーム。
皆で一緒に楽しめる映画と基本は一人で楽しむノベルゲーム。映画館で楽しむ映画と、家で楽しむノベルゲーム。
このように、媒体としては全く違います。
そして、映画とノベルゲームでは楽しみ方や楽しむ層がかなり違うのかもしれません。
が、逆に言うと全く違うからこそ、別の趣味、別の遊び方としてのノベルゲームを楽しんでもらいたい、と個人的には提案したいのです。
ジャンルとしても大作SFやアクション系のものはノベルゲームに求めてしまうと、正直厳しいのですが、恋愛モノやホラーもの、ファンタジーものなど……ノベルゲームで楽しめるジャンル、ノベルゲームだからこそより深く楽しむ事が出来るジャンルだってあります。
映画のような実写系のノベルゲームは今は少なく、基本はイラストモノが多く、この辺りも映画好きの方が楽しめるのかどうか、見た目だけで自分には合わないと思ってしまうのではないか、とも思います。
しかし、もしここまで読んでくれて、ノベルゲームに興味を持ってくれた映画好きな貴方!
試しに、一度ノベルゲームを遊んでみてはいかがでしょうか?
スマートフォンや携帯ゲーム機、据え置きハード、パソコンなどで楽しむ事が出来ます。