会社設立編1「ノベルゲーム会社を作ろう!」 第49回ウォーターフェニックス的「ノベルゲーム」のつくりかた
第49回 会社設立編1「ノベルゲーム会社を作ろう!」
執筆者:(株)ウォーターフェニックス代表 ケイ茶
他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。
ケイ茶です。
今回から「会社設立編」スタートです!
基本的には私の経験をもとに、ノベルゲーム会社設立編という感じでやっていきます。
といっても、この「会社設立編」は読んでくれる人がいるんでしょうか?
「企画編」や「シナリオ編」はまだ読んで役に立つ部分もありそうですが、会社設立。しかもノベルゲーム会社。
こんなマイナーな記事で需要があるのか不明ですが、自分のやった事のまとめとして、書いてみようと思います!
もしかしたら、会社は作らないけれど読むだけ、読んでみたい!って人もいるかもしれませんし?
会社を設立するには何が必要なのか?
色々と必要なものがあります!
会社の実印だったり、個人の実印だったり、お金も必要ですし、会社の口座だって必要になってきます・・・。
ではなくて、一番必要なものって何だと思いますか?
実は、会社の設立って誰でも出来るんです。
知識が全くなく、経験もない私が出来ちゃったのですから誰でもできる!と自信をもって言えます。
まあ、確かに会社を設立するには最低限の費用として25~30万円くらいは必須です。(※株式会社の場合)
(+資本金⇒これは最低1円からで可能なのですが、事業をやっていく事を考えると50~100万円くらいは最初にあった方が良いかと思います)
という事で、まずお金は30万円+50~100万円くらいは必要だと言えます。
ここは現実的に色々つかう事があるので(何に使うかは今後に書いていきます)仕方が無いのです。
そのお金の事以外に、大切な事。
これがなければ会社は絶対にできないという事。それは
貴方の「会社を設立する覚悟」と「やる気!」
これさえあれば誰だって会社は設立できちゃいます!
手続きは面倒ですが、そんなに難しくはないので、順番通りにやっていけば出来ます。
逆に、会社を設立する覚悟とやる気。これが無いと、いくらお金があっても、時間があってもできません。
覚悟って具体的に何?
「何かを失う」覚悟の事です。
例えば、サラリーマンだったらサラリーマンという立場を失うことになります。(脱サラというやつです)
今までは会社で働いた分だけ給料をもらっていました。
でも、自分で会社を経営するとそうはいきません!
だって、いくら頑張って働いても、1日中24時間働いても給料が出せるとは限りません。
会社として利益を出す事。
これが出来なければいくら時間をかけても、いくら頑張っても社員どころか、自分にも給料は出すことができません。
あとは「時間」を失う覚悟も必要。
休みも出勤も、時間も全ては貴方の自由になります!
良い事にも思えます。
ただし、逆に言うと休日もなくなる事だって考えられます。
私の場合ですが、朝起きてから夜まで基本的にゲーム作ってます。
まあ、私は結構サボっている時間やアイディアが出なくてごろごろしてる時間もあるのですが・・・。
シナリオ担当のRなんかはシナリオに燃えていると朝7時くらいから夜12時すぎくらいまでひたすらシナリオ書いてます。
この集中力は私も見習わないといけないのですが・・・。
というように、普通のサラリーマンと違って経営者側は常に仕事という覚悟が必要なのかな?と思うのです。
仕事していなくても、常に仕事の事(私の場合はゲームのネタや、自分の物語と他の作品の物語を意識してしまう)を考えているわけですし。
なので、仕事にして会社を作るなら、自分の好きな事、得意な事、やりたい事でやった方が良いです
ただ、儲かりそうだから。
という安直な気持ちでノベルゲーム会社を作ると後悔します。(好きでもないのに)
ごめんなさい、嘘です。
どう考えてもノベルゲーム会社はそんなに儲からないです!
というか、今からゲーム会社を設立というのは好きじゃなければやっていけない業界なのかな?という気もします。
という事で、次回からは具体的に基本的な会社設立編+ノベルゲーム会社設立という情報を加えながら書いていきます!
次回は「まずは定款って何? 定款をつくってみよう」です。