日曜定期更新(02/03/2019)「結婚主義国家 キャラへの質問1.昴&桔梗」※ネタバレ注意
日曜日に書く事があっても無くても「とりあえず定期更新」するコーナー。
企画担当のどうでもいい事だったり、時として新作タイトルの事についてだったり、更新して、生存報告する事が第一目的です。
ケイ茶です。
先週の予告通り、結婚主義国家でお蔵入りしたものを出していこうと思います。今回を含めて、全8回を予定しています。
※以下は、ショートストーリーと共にキャラクター設定の紹介も兼ねて公開しようと思っていたものです。
タイミングを逃したのでその時の公開は止めましたが、ありがたい事に、今でも結婚主義国家について気にしてくださる方もおられるようなので、ここに載せておきます。
※「結婚主義国家」のネタバレが含まれる場合があります。
そのため、本編をすべてプレイしたうえでの閲覧を推奨いたします。
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質問 独身監獄:昴と桔梗
監獄に入ってから数日の、とある一幕
「おーい、桔梗。これ見てくれ」
「……なんだ?」
「さっき、看守からこんなもん渡されてさ」
「『監獄内のカップルへの質問』だと?」
「……君と私が、カップルなどというくだらないものになった覚えはないが」
「あー。ま、そりゃそうなんだけどさ」
「なんか、オレたちペア扱いされてるみたいでさ」
「それで答えろ、と?」
「ああ。よくわかんねぇが、今後の参考にでもするんじゃないか?」
「……なるほど。悪趣味なものだ」
「ま、気分転換になるかもしれねぇしさ。とりあえず答えてみようぜ」
「……わかった」
1.名前は?
「刀坂桔梗だ」
「天川昴だ」
2.年齢は?
「18だな」
「18」
3.性別は?
「男だ」
「女だ」
「でもお前、男っぽいよな」
「否定はしない。まぁ、男に生まれていてもたいして変わらなかっただろう。 性差など、些細なものだ」
4.好きな食べ物は?
「肉」
「抹茶。そして、抹茶クッキーだ。……もう作らないのか?」
「もう、そんな気分になれねぇんだよなぁ……」
「……そうか。それは、残念だ」
5.趣味は?
「茶を飲むことだ」
「サッカー。……信治、今頃なにしてんのかなぁ」
「信治とは誰だ?」
「サッカー部の後輩。 一番長い付き合いだから、あいつが誰と結婚するかは気になるんだよな」
「あいつ、これまで誰とも付き合ってこなかったから。心配なんだよ」
「そう思っているのは君だけで、案外彼女がいるのかもしれんぞ?」
「いやいや。あいつに限ってそれはねぇって」
6.1人の時は何をして過ごしますか?
「ゲームとか。漫画読んだりかな。まぁ、1人の時はあんまねぇけどさ」
「茶を飲む」
「……お前は、1人じゃなくても茶を飲んでるだろ」
「君こそ、1人じゃなくてもゲームをする時があるだろう。それと同じさ」
7.貴方が一番大事だと思うものは?
「信念を曲げない事だ」
「オレは……なんだろうな。前までなら、彼女だって即答できたはずなんだがな……」
「大事なものがなくなってしまったのなら、また探せばいいだけの話だ」
「ケッ。簡単に言ってくれるぜ。……まぁ、悪くない考え方だとは思うけどよ」
8.貴方の弱点は?
「弱点、かはわからないが……『もっと考えてから動いた方がいい』とは、何度か言われた事があるな」
「まったくだな。君はいろいろと唐突すぎる。まぁ、それが面白いところではあるがな」
「……そういうお前は、弱点はなんだよ?」
「たやすく口にできないからこそ、弱点なのさ」
9.貴方の家族構成は?両親はどんな人?
「両親はすでに他界している。兄弟もいない」
「父さんと母さん。で、オレ」
「……まぁ、2人はもう、オレの事なんて忘れているんだろうけどな。特別何かをいうほどでもない、普通の両親だったと思う」
10.貴方の性格を一言で言うと?
「頑固だ」
「猪突猛進、らしい」
11.相手の性格を一言で言うと?
「好戦的な部分が見え隠れするな。私に食って掛かってくる」
「お前が頑固だから、必然的にそうなるんだ」
「どんなに言われようと、信念は曲げんぞ」
「……だよなぁ」
12.相手の事をなんて呼んでいますか?
「桔梗」
「君」
「……そういえば、名前は呼ばれた覚えがないな。なんか理由あるのか?」
「ただ、呼ぶ必要性を感じないだけだ。私と君しかいないのだから、それでいいだろう?」
「まぁ、そうかもな」
13.出会いはどんなものでしたか?
「茶を飲もうとしたらいた」
「おい。その前に、廊下の騒ぎで一応会ってるだろ」
「あれは会ったというよりも、ただお互いに見知っただけだろう」
14.相手の第一印象は?
「高笑いする、ちょっと危なそうな女」
「この監獄に来ても尚、好きな相手と結婚をしようとしていたところは印象的だった。私と似ているのだろうか、とは思った」
「げ。似ているなんて思われてたのかよ……」
「安心しろ。今はもうそんな事は思わん。君は、すぐに考えを変えるのだとわかったからな」
「……悪かったな」
15.好きだと自覚したのはいつ、どんな時ですか?
「人として好感を抱いた時を答えるならば、廊下での騒ぎの時だな」
「オレは……。まぁ、脱出しようとした時に助けてくれた事は感謝してる」
「わざわざ追いかけて止めてくれたんだから、良いやつだとは思った」
16.告白はどちらから?
「これは私たちには関係のない質問だな」
「だな」
「というか、俺たちの関係はなんと言えばいいんだ? やっぱりペアか?」
「ふむ。茶飲み友達といったところか?」
「お前、1人でひたすら飲んでるだけじゃねぇか」
17.初デートはどこですか?
「独身監獄で、とでも答えておくか?」
「やめてくれ」
18.喧嘩をした事はありますか?
「喧嘩……みたいな事は、何度かしているよな」
「君が好戦的だからな」
「だから、それはお前が頑固だからだ!」
19.相手の好きなところは?
「好きとは違うが、信念を貫こうとするその姿勢はいいと思う。見ている分には、清々しい」
「そうか。私も好きとは違うが、君の行動を見ているのは面白いと思う」
「玩具あつかいかよ」
「君がそれだけ生き生きしている、という事さ」
20.相手の嫌いなところは?
「頑固なところ」
「こうして、しつこいところだな」
「こっちだって、命がかかってるからな」
21.相手に「もっとこうしてほしい」 という事はありますか?
「オレと結婚してくれ」
「駄目だと言っているだろう」
22.結婚直後には何を思いましたか?
「これも、私には無関係の質問だな」
「この質問に、幸せな気持ちで答える未来もあったんだろうな……」
23.結婚とはどんなものだと思いますか?
「さぁな」
「なんだよ。投げやりになるなよ。 結婚ってのはなぁ。好きな人同士がするものなんだ」
「……そう、信じていたんだけどな」
「なげやりになっているのは、君の方ではないか」
「オレは、そうなれなかったからな」
「そんなに落ち込むな。わずらわしい」
「そう言われてもな……」
「ほら。茶をやるから、飲んで落ち着け」
「あぁ、悪いな」
24.結婚したらどんな生活をしたいですか?
「結婚生活……か」
「いいから茶を飲め」
「……そうだな」
25.この国の結婚制度についてどう思いますか?
「最低だ、と思う。……この国がこんな結婚制度でさえなかったら、彼女だって不安にならなかった」
「オレは、ちゃんと結婚していたはずなんだ」
「こんな風に、監獄で怯える事なんてなかったはずなんだ。……最悪だ」
「そうだな。こんな制度は、なくなるべきだと思う」
26.今、貴方の隣にいる人がいなかったら。貴方はどうなっていたと思いますか?
「何も変わらんな。私はここで茶を飲むだけだ」
「他の人に頼み込んで、この監獄で儀式をして出ようとしていたか……」
「いや。結局、俺はまだ儀式を試そうともせずにここにいるだろうな」
27.相手に、何か一言。
「残り数日、精一杯生きようではないか」
「……オレは、脱出してみせる」
まぁ…一応、桔梗は昴の名前を呼んだこと、たしか、ある気がします?