企画編80「ノベルゲームを作っていて、私が一番嬉しい瞬間」 第127回ウォーターフェニックス的「ノベルゲーム」のつくりかた

第127回 企画編80「ノベルゲームを作っていて、私が一番嬉しい瞬間」
執筆者:企画担当 ケイ茶


ブログ用

他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。

企画編一覧はコチラのページにまとめてあります。


ケイ茶です。

ノベルゲームを作っていて一番嬉しい瞬間

これはどの部分だと思いますか?
とは言っても、作り手によって違うでしょうし、あくまでも私が作っていて一番燃える瞬間、気分が盛り上がってくる瞬間!
ああ、創作していて良かった、生きていて良かった、ノベルゲームで良かった!(大げさ?)
と思う瞬間が確実にあるんです。

私にとっての、その瞬間は「素材をノベルゲームのエンジン上で合成されたのをはじめて見た瞬間」
これに付きます!

ようするに、以下のような画面になった時のことですね。
12sigamen

このように、テキスト画像、システム画像、キャラクターの立ち絵画像+(BGMやSE、演出等も後々入れていく感じですが)が入っていく瞬間。
特にこの画面を初めて見た時のテンションは最高になります!
おおおお~~!動いた~!BGMがはいった~!キャラクターも表示されてるし、文字も出てきた!

まあ、ノベルゲームを普段プレイしているユーザーさんから見たら当たり前の画面です。
私もノベルゲーム大好きなので、他の方のゲームを見た時は「それが普通」という認識しかありません。

でも、それが自分の作ったものだったら?
その感動は圧倒的なものですし、こればかりは創作をしている方しかわからない感動だと思うのです!
創作をする喜び、そしてノベルゲームの素材が揃って、一通りの雰囲気がつかめた瞬間。
この感動は今まで生きてきた人生の中でも上位に入るのは間違いありません!

やっぱ、毎回、毎回、同じように素材を組み合わせていくだけなんですが、毎回感動があるんですよね。
おお、今回の作品もやっと見た目が出来て、雰囲気が出てきたぞ!もっと、作りたい、早く次を読みたい(自分で)
早く作らなければ、作りたい!となるのです。

いや、これ本当に最高の喜びですから、皆さんも創作しませんか?
良ければノベルゲームを作りませんか?
別に趣味で良いのです、同人ゲームでも良いのです。

一人でも多くの方にノベルゲームを作る喜び、そしてプレイする喜びを伝えたい。
そして、少しでも市場が大きくなっていけば、開発としてもプレイヤー側としても嬉しいものですから!

 

あ、ちなみにですね。
上のように素材が揃った瞬間に感動する理由としましては、普段の編集している画面が以下のようなものだからなんですね。
(ツールで作っている方は見慣れた画面かもしれませんが)

[lyprop id=”0″ xscale=”150″ yscale=”150″ top=”0″]
[trans type=”0″ time=”1000″]

――怖い。@[rp]

逃げたいのに、俺の体はまったく動かなかった。まばたき1つできない。@[rp]

それでも、かろうじて、声だけは出た。@[rp]

[lyprop id=”0″ xscale=”200″ yscale=”200″ top=”0″]
[trans type=”0″ time=”1000″]

[lyc id=”80.1″ file=”system/name05″][trans type=”1″ time=”100″]
「く、くっ、来るなっ!」@[rp][lydel id=”80.1″][trans type=”0″]
[lyc id=”80.1″ file=”system/name05″][trans type=”1″ time=”100″]
「来るな、来るな、来るなぁっ……! この、化物っ! あ、あっちへ行け!」@[rp][lydel id=”80.1″][trans type=”0″]

[lyc id=”80.1″ file=”system/name03″][trans type=”1″ time=”100″]
;★ボイス再生
[voice id=”3″ file=”voice/asagiri0005″ skippable=”0″][/voice]
「……?」@[rp][lydel id=”80.1″][trans type=”0″]

[lyc id=”80.1″ file=”system/name03″][trans type=”1″ time=”100″]
;★ボイス再生
[voice id=”3″ file=”voice/asagiri0006″ skippable=”0″][/voice]
「化物、ではありません。私は、人間、ですよ?」@[rp][lydel id=”80.1″][trans type=”0″]

――嘘だ。@[rp]

人間が、わざわざ「人間です」なんて言うものか。@[rp]

歩きながら内臓をまきちらす人間なんて、いてたまるか。@[rp]

[lyprop id=”0″ xscale=”250″ yscale=”250″ top=”300″]
[trans type=”0″ time=”1000″]

[lyc id=”80.1″ file=”system/name03″][trans type=”1″ time=”100″]
;★ボイス再生
[voice id=”3″ file=”voice/asagiri0007″ skippable=”0″][/voice]
「私は、人間です」@[rp][lydel id=”80.1″][trans type=”0″]

化物は小首をかしげながら、1歩、また1歩と近付いて来る。@[rp]

[lyprop id=”0″ xscale=”300″ yscale=”300″ top=”300″]
[trans type=”0″ time=”1000″]

そうして、俺の目の前で立ち止まったかと思うと、@[rp]

 


ノベルゲームはこんな感じで作られています(うちの場合は)
まあ、スクリプトが汚いとか、ごちゃごちゃしているとか・・・思われそうですね。
そんなに難しい事できませんし、プログラマー、スクリプターといった専門職がいませんので、こんなものです。
もうすこし頑張りたい気持はありますが・・・。

このような命令が、実際に画面に反映されて、キャラクターイラストやBGM等が動くようになるのです!
文字でどんな画面にするのか命令を出して、それが画面に出力される。そしてゲームの雰囲気がわかる!
だから面白い!

 

ちなみに、他にも面白い瞬間は沢山あります!

作業全般で一番楽しいと言えばやっぱり私の場合は「企画・プロット」
ここが一番楽しいです。
その分、一番苦労も多く嫌になる事も一番ですが・・・。

前にも書いたのですが0から1を作るのは大変ですが、生まれた瞬間は本当に嬉しいですからね。

あとは、外注さんに素材を発注して、望んだクオリティ、それ以上のクオリティのものが返ってきた瞬間も好きです。
そして、ボイスの収録も面白いです。
自分達のキャラクターに声優さんの声が入って、よりキャラクターが生きてくるんですから!
そして、その瞬間をリアルに見る事が出来る。

これは創作者の特権ですね(笑)

という事で、私はノベルゲームを作っていて本当に色々な場面で幸せや楽しい事ばかりです。
色々な方との交流もできる喜びもありますし、プレイヤーさんからの反応が返ってくる喜びもあります。
・・・この辺りは、もう作品としては世に出ているので、自分の手の中から離れて行った寂しさもありますが。

そうしたら、次の作品をまた作りたいな。と思うのです。

という事で、しつこいですが創作活動は面白いです!人生を豊かにします。
さあ、皆さんもノベルゲーム作りませんか?と、アピールをしてこの記事の終わりとします。

 

⇒次回からは「ノベルゲームの良し悪し編」を掲載します(全7回)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です