「貴方の作品が<有名になる><売れる>為に必要な事とは」
「貴方の作品が<有名になる><売れる>為に必要な事とは」
せっかく自分の作品が完成した。
どうせなら、有名になって欲しいですよね? 有料作品であれば売れた方が嬉しいですよね?
では、有名になったり売れる為には何が必要だと思いますか?
あくまで自論ではありますが、有名になる、売れる為に必要だと思う事。
有名作品や売れている作品に共通している事から考えた事をまとめてみました。
内容としては当たり前の事かもしれませんが、作品は作る時、そして作った後と2回考えなければいけない事があるのです。
目次
大前提として「作品が面白い」事
当たり前と言えば当たり前なのですが、大前提として作品が面白くなければ(面白いと思ってもらえなければ)広がりませんし、売れないと思うのです!
もちろん「自分が面白いと思っていないのに有名な作品はある」「売れている作品はある」という意見もあるかと思います。
その場合、可能性としては「貴方が面白いと思わなくても、貴方以外に面白いと思う人が沢山いた」という可能性。
そして後述の「広告等に資金を沢山使った、もしくは優れていて沢山の人に広がった、売れた」という可能性。
上記の2つの可能性が大きいかと思います。
そもそも「面白い」とは何か?
これを考え出してしまうとキリがありませんし、面白さの感じ方は人によって全く違うのが当然です。
ただ「面白い作品」を以下のように言いかえてみると、少しはわかりやすいと思うのが……
面白い作品とは……多くの人が楽しめる内容のものである(例えば10人中6人以上が面白いと思うもの、ウケるもの)
もしくは、
面白い作品とは……一定以上の作品としてのクオリティがある(例えば、100点中70点以上の作品である)
※この採点も人にってバラバラ。
なので、合体させてみると
「10人中6人以上が100点中70点以上の採点をする作品」が面白い作品。
という考え方も出来るかと思いますが、いかがでしょうか?
もし、作品をなるべく沢山の人に広げたい、売りたいと思った場合は「10人中6人が100点中70点以上の採点をする」作品を目指す事が一つの方法ではないかと思うのです。
とはいえ、個人的には以下のような作品でも十分良いと思いますし、個人的にはそっちの方が好きだったりします。
「10人中1人が100点中95点をくれる作品」
これは逆に言うと、10人中9人は受け付けない、合わない作品と言う事も出来ます。
とても、狭い需要に答えている作品、特定な方向けの作品ですね。
とはいえ10人中1人がそれだけの評価をする作品なのですから、母数さえ増えればある程度は広がり、売れるかもしれません!
100人いれば10人が、1,000人いれば100人が楽しいと思ってくれるのですから。
ただし、極端すぎる事を言うと「1億人がいて、1人が100点中100点をつける作品」
個人的には良いと思うのですが、作品を広げたい、商売をしたい場合は全く向いていません。
世界中の人に知られてもせいぜい数十~百くらいの人にしか楽しんでもらえないわけですから。
ちょっと話が長くなりましたが前者の「10人中6人以上が100点中70点以上の採点をする作品」が面白い作品=要するに一般向け、万人受け作品。
後者の「10人中1人が100点中95点をくれる作品」が特定層向けの作品。
というわけです。
どちらにしても、一定以上の作品のクオリティは当然求められます。
ただ、大きな違いとして
前者はそもそも一般向け、万人受け作品で母数が大きい為、広がり易い、売れやすい。
ヒットした時の規模もかなりのものになるでしょう。
後者は特定層向けの作品。
母数は一般向け、万人受け作品よりも少ない、けれど、熱狂的なファンが付きやすい。
ヒットしても一部(例えばゲーム好き、アニメ好き、映画好き、小説好き)かもしれません。
それでも規模は、よほど特定層ではない限りはある程度はいくでしょうし、熱狂的なファンが出来れば関連作品やグッズ等、広げていく方法があります。
別にどちらの作品を作っても、結果としてどちらかの作品になっても問題はないでしょう。
ただし、どちらにしても共通点として「一定以上の作品の質=面白さ」は大前提として必要だと言う事。
「面白い作品」を沢山の人に知ってもらうのと「面白くない作品」を無理やり知ってもらう。
どちらが大変かを考えれば当然ですよね。
ただし、これにも例外がありまして……
「極端なつまらない作品」「酷過ぎる作品」これらは別の意味で有名になります!
ゲームにしてもクソゲー好きがいますし、映画でもB級C級の酷い映画が好きな人っていますから(私もその気持ち凄く分かります)
作品を広げるための大前提として基本は「一定以上の面白さが必要」もしくは「最低ランクの(話題になるくらいの)つまらなさ、酷さ」が必要です。
ほとんどの広がらない作品は「面白くない作品」「普通の作品」(良くも悪くもない)だと思います。
ジャンルを問わずに沢山の作品が日々出てくるのですから競争も激しいですし……。
「面白い作品」でも、何もしないと存在を知ってもらえない。
さて、貴方の作った作品が「面白い作品」である事を前提に書きます。
面白い作品を作った!
じゃあ有名になる、そして売れる!……そう簡単にはいかないものです。
ありますよね?
評価が良いのに広がっていない作品、いまいちな売上の作品。
(私もそんなに偉そうに書ける立場じゃないのですが……なんで、こんなに評価が良いのに広がっていないの?と残念に思う作品も沢山あります)
それらの作品の共通点は何かを考えた時「そもそも、存在を知られていないのではないか」と思う事が多いです。
そういえば宣伝もしていなかったし、自分はネット上で偶然見つけたなぁ……とか。
面白い作品を作れば自然に広がる……その可能性は確かにありますし、ネット時代なので昔よりは広がり易いはずなのです。
ただし、それでも限界はありますし、貴方がまずは情報を発信しないとほとんどの人には届かないのです。
では、情報発信の方法としては何があるのか……
存在を知ってもらう⇒自分から情報を発信
一つ目として、自分から情報を発信しましょう、という事。
まず、自分のホームページは作っていますか?
ホームページやブログ等は情報発信の基本になります。
どのような作品なのか、どんなものなのか。
検索した時に出てくるようにホームページや最低でもブログ等、情報発信の場所を作っておきましょう。
更に、TwitterやFaceBook、Line等のSNSを活用して積極的に広げてみましょう。
公式Twitterや公式FBページ(これは企業の場合のみかな?)など。
趣味で同人ゲーム作りの場合でも、ホームページを作ったりBlogやTwitterアカウントを作ることくらいは、そんなに苦労はしないはずです。
なので、作る事をお勧めします!
Twitterアカウントは別に団体の公式ではなくても代表者のアカウントでも良いでしょうし。
地道に同じ趣味の人をフォローして、交流を深めるのも良いでしょう。
地道にホームページを更新したり、Blog記事を書いていく……そこからでも良いと思います。
まずは、貴方の作品がどのようなものかが書かれた場所を用意して下さい。
そして、検索した時にその情報にたどり着けるようにしてください。
もし、貴方の作品が気になった人がいたとして、検索しても何も出てこなかったら興味を失ってしまうかもしれません。
(私もそうですが、気になった作品はまずネットで検索して情報を集めます)
そこで少なくとも公式ページがあればゲームの概要がわかってもらえますから。
更に、感想やレビュー(第三者の)があれば、より興味を持ってもらえるでしょう。
※更にレビューしてくれた人や感想を書いた人が、貴方のサイトへのリンクを張ってくれるかもしれません。
……と色々書きましたが、多分多くの人はブログかTwitterアカウント、何らかのSNSには登録しているかと思います。
なので、何をいまさらと思われたかもしれません。
あとはコミケ等のようなイベントに積極的に参加&PRも良いと思います。
では、次の項目からは次のステップへ。
存在を知ってもらう⇒広報
「広報」活動をしましょう!
ちなみに、広報と広告の違いを簡単に言うと
メディアに取り上げてもらい記事にしてもらう、お金がかからない⇒広報
自分でお金を払って、メディアに記事や広告を掲載する⇒広告
という感じです(多分こんな感じだと思われます)
では、広報として何が出来るのか?
有名なのが「プレスリリース」です。
詳しくはプレスリリースと検索してみてください。
ようするに、こんな価値のある作品がありますよ~、どうでしょうか?
とメディアの方向けに情報を発信する手段なのです。
ただ、書いておいて申し訳ないのですが個人でもプレスリリースは出せると思います。
しかし、企業に比べると掲載されにくい事が多いようです(?)←やった事がないため、確実にはわかりませんが。
(そもそも、企業であっても掲載されるかどうか、反応があるかどうかがわからないものでありますし)
それでも、例えばアプリリリースのプレスリリース等で個人の方でも積極的に送っている方もいます。
そして、実際にメディアに取りあげられたものもあります。
なので、少なくともアプリであれば個人でもプレスリリースを打ってみてはどうでしょうか?
ちなみに、アプリではなくWindows専用ゲームの場合は、正直プレスリリースをどのメディアに送ればよいのかいまいち私もわかっていません……。
(それも、PCノベルゲーだとすると、そもそも掲載サイトが少ないのかな?と思うんですよね……)
これがアプリやコンシューマーハード向けであれば、有名なゲーム系サイトが沢山ありますよね。
そして、ゲームの場合は個人でも企業でも結局のところは「面白ければ」取り上げてもらえる可能性があるんじゃないかな……と個人的には思っています。
もし自分が記者だったとしたら「これは面白い!お勧めしたい」そう思ったら記事にしたいと思いますし。
存在を知ってもらう⇒広告
次に「広告」です。
これは広報とは違った資本力が全てです(こればかりは、お金が必要なんですね)
身近な所では安く始められるFaceBook広告やWEB広告など。
そして、高価ではありますが雑誌広告やテレビCM、看板等(例えば秋葉原の巨大看板とかディスプレイ投影とか……やってみたいです)
広告は本当に広げたいのであれば必要なのです。
でも、やればやるほど効果はあるでしょうが、その分お金がかかります(当然ですが)
資本力がある企業や個人ならバンバン出せるでしょうが、そうではないとかなり厳しい!
もし、個人で広告を出すのであればWEB広告やWEBメディアであれば「まだ現実的な予算」ちょっと背伸びして……。
出せるかと思いますよ。
その場合は、どのサイトに出すのか、ターゲット層は誰なのか。
この辺りを考える必要はあります。
適当に出すだけではお金の無駄遣いになってしまう事も考えられますし……。
まとめ
まずは「良い作品」「面白い作品」を作りましょう。
それがスタートです。
その上で、情報発信や広報、広告などを頑張ればよいのです。
ちなみに、このブログやこの記事はどのような方が読んでくれるのでしょうか……。
企業の方だとしたら既に知っているよ!と思われそうですし(申し訳ない)
個人の方だと広報や広告はやっぱり厳しいのかな……と思ったかもしれませんし。
もし、個人の同人ゲームサークルさんやクリエイターの方で読んでくれた方がいましたら……。
まずは良い作品を作って、自分のHPやブログ、Twitterでの情報発信、そしてイベント参加などが良いかと思われます。
更に余裕があればプレスリリース(アプリならもしかしたら……)
広告(予算があれば……)
という感じでしょうか。
ただ考え方にもよると思いますが、同人ゲームなのにそこまでやるのか、と思う人も中にはいるかもしれません。
個人的には良いと思うのですが、この辺りは考え方次第、人によって違うところなので何ともです。
広告まで出せる予算があれば、思い切って法人化した方が広報や広告では有利かもしれません。
(これはこれで、色々と面倒な部分もありますが、手順通りやればそこまで難しいわけでもありません)
色々書きましたが、せっかく面白い作品を作ったのであれば、頑張って広げてみてください!
私達も、まずは面白と思ってもらえる作品を頑張って作る⇒広げる努力をする。
とやっていこうと思います。
まだまだ私も勉強不足なので、今後も色々知って、挑戦してみたいです。