「ノベルゲーム、作ってます」 第2回ウォーターフェニックス的ノベルゲームの作り方
第2回「ノベルゲーム、作ってます」
執筆者:R
この記事を読んで下さっている方。初めまして。Rと申します。
ウォーターフェニックスでは主に、シナリオとイラストを担当しております。
今回、ケイ茶がブログの更新頻度を上げようと思い立ったとの事で、私も改めてご挨拶を申し上げます。
基本的に記事を書くのはケイ茶となりますが、時折、私が担当する事もあると思いますので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
と、堅苦しいのはここまでにしておきましょう。
それというのも、このまま普通に、いつも通りの気分でブログの記事を書いていたら……。
つまらなかったんです。
それはもう。真面目すぎて堅苦しすぎて、読み返すだけで息が詰まりました。
これ、何かに似てるなぁと思ったら、あれです。読書感想文でした。
夏休みの最後に「だるいなぁ、面倒だなぁ」と感じながら書いたあれにそっくりだったのです。
いくら今が夏で、あの頃に戻りたいとかほんの少し思うとしても。そんな気だるい感覚だけタイムスリップする、というのはいただけません。変わらないものはセミの鳴き声とアイスの美味しさだけでじゅうぶんです。
……あ。でも。
感覚だけ過去や未来と共有する物語、というのは面白そうですね。
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主人公はある日、朝食のトーストを前に首をかしげていた。というのも、いくら食べても、そこに苺ジャムをたんまりと乗せても、まったく味がしないのだ。
まさか、味覚障害にでもなったんだろうか。
不安に思いつつも学校で授業を受け、おとずれた昼食時間。彼は意を決して、箸を掴む。
そうして白米を咀嚼し、飲み込む。額に汗をにじませつつ食べたそれには――しっかりと味があった。
「……良かった」
緊張でこわばった体をほぐすように、主人公は長い息を吐いた。
しかしそれから数時間後。何も口に含んでいないはずの彼が感じたのは、苺ジャムの、べっとりとした甘さだった――。
それから数日。
そういった不可思議な感覚は何度も続き、主人公は少しずつ、自分の感覚が別の時間とつながる事を理解する。そんな時。
「っ、なんだ、今のは……!?」
死を覚悟する程の、強烈な痛みが主人公の胸に突き刺さった。
とっさに胸部を確認する主人公だが、そこに傷はない。という事は、その痛みも時間をこえてやってきたものだ。
しかし、その痛みはいったい「いつの自分」が感じたものなのか。何によって起こるものなのか。その痛みがおとずれるべき本来の時間では、自分はいったいどうなってしまうのか。
恐怖する主人公の前に、謎の少女が現れて――。
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と、いうところまで妄想しました。脱線しすぎですね。ごめんなさい。
とにもかくにも、仮にもシナリオを担当している身として、個性がない文章を載せるなんていけないと思いました。
なので多少は自分らしさを出して、これぐらいだらだらとした、ゆるめな雰囲気で書いていこうと思います。
改めて、よろしくお願いします。