「初めて遊ぶ、ノベルゲーム」~ノベルゲームってこんなに面白い!を毎週発信~ 第【7】回「ホラー好きに、ノベルゲームを」
初めて遊ぶ、ノベルゲーム
~ノベルゲームってこんなに面白い!を毎週発信~
「ノベルゲーム」をプレイした事が無い方や、あまりプレイしない方へ「ノベルゲームの面白さ」を発信する事を目的としたコーナーです。
ノベルゲームって何? という素朴な疑問から「こんな楽しみ方があります」や「小説や映画、アニメなどが好きな方も楽しめるゲームの紹介」等
ノベルゲームならではの魅力、面白さ、やってみたい! を貴方に、発信していきたいと思っています。
⇒ノベルゲームって何? ノベルゲームの基本が知りたい方はコチラをご覧ください。
第【7】回「ホラー好きに、ノベルゲームを」
~「ホラー」というジャンルにピッタリなノベルゲーム~
目次
- 怖さを盛り上げるのは「音楽」
- ノベルゲーム特融の「クリック」「選択をする」という操作
- ハード特有の機能で更に怖くなる
- 「物語」「音楽」「振動や特殊演出」これらが揃ったノベルゲームはホラーに適しています!
怖さを盛り上げるのは「音楽」
「ホラー」といえば音楽の重要性が高い。
例えばホラードラマや、ホラー映画、ホラーゲームなどを音を消して楽しんでみてください。
ほとんどの作品では怖さが半減、もしくは怖くは感じないはずです。
サスペンスモノもそうですが、音楽の緩急によって迫りくる恐怖や、安心感、緊迫感などに与える影響が大きい事がわかります。
音楽の使い方も様々ですが、例えばホラーノベルゲームであれば以下のような音楽演出が可能で、より盛り上げてくれます。
一例……
・何かが近づいてくる際に徐々に音を大きくしていく、緊迫感のある音楽が流れる
・驚異が去った所で、安心する音楽を流す、もしくは無音にする⇒突然、音楽を変えたり、音楽が流れて驚異がもう一度出現
・足音や叫び声等のSEを使うことにより、シーンを盛り上げる
このような音楽効果がノベルゲームでは可能であり、プレイヤーに恐怖感を味わってもらう事になります。
ノベルゲーム特有の「クリック」「選択をする」という操作
音楽と共に重要なのがノベルゲーム特融の「クリック」や「選択をする(選択肢)」という操作になります。
最初に「クリック」という操作(端末によってはタップやボタンを押す 操作)について。
ノベルゲームでは基本的に文章を読み進める度にプレイヤーがボタンの操作をする事になります。
(※文章オートモードで自動で読み進める機能を使わない場合)
この、文章を読み進めるのに操作をする、という行為そのものが怖いんです!
貴方が読み進めることで、次の瞬間に何かが起こるという驚きがあります。
読書で言うページをめくる感覚であり、次のページをめくると何が起こるのか……という緊張感、期待感と同じものだと言えます。
本等の紙媒体よりノベルゲームが優れているのは、この読み進める際にゲームとしての演出が入る事なのです。
例えば先ほど記述した「音楽」……貴方が文章を読み進めた瞬間に「キャーッ」という悲鳴が入る、とか貴方が読み進めていくたびに(クリックするたびに)足音が聞こえてきて、しかも徐々に大きくなっていくとか。
そして「視覚面」も同時に楽しむ事が出来ます。
何もいないと思って主人公が扉を開ける⇒突然、扉の前に死体が出現! といった視覚的にみせてくる事もあり、プレイヤーに恐怖や驚きを与えてくれます。
次に「選択をする」という操作について。
このプレイヤーに主人公の行動を委ねる⇒「次に何をするのかを決める」というのはゲーム特有です。
貴方が選んだ行動によって、その後の展開が変わっていく、エンディングが変わる。
これが選択肢ありのノベルゲームの面白さの一つであり、ホラーノベルでは更に効果を発揮するものになります。
悪霊やゾンビに襲われた際に、敵を倒そうと向かっていくのか、どこかに逃げるのか(逃げるとしたら何処に?)等をプレイヤーに委ねるゲームがあるかもしれません。
敵を倒そうと向かっていくとプレイヤーが決定した場合、殺されてしまうかもしれません。
しかし、それはプレイヤーである貴方がした選択の結果、主人公が殺されてしまうのです。
このように主人公とプレイヤーが何かに対処する際に、選択をする事により、その場に居るかのような感覚を味わう事ができますし、更に主人公との一体感がより強いものになるでしょう。
プレイヤーは緊迫した場面で、次にどう行動するかを選択をしなければなりません。
その結果、次のシーンでは死んでしまうかもしれないのです!
更に「時間制限ありの選択肢」という選択肢が出現するようなゲームも有り、その場合は「限られた時間内で、次の行動を選ばなければいけない」と追い詰められる主人公の気持ちを体感する事が出来ますので、緊迫感が増します。
このように「選択肢」を選ぶという操作が入る事により、ホラーのような緊迫感や恐怖感のある物語で、主人公とプレイヤー(貴方)の一体感が強くなります。
結果として、プレイヤーは物語の世界に主人公として自分も入る事が出来るのです。
ハード特有の機能で更に怖くなる
ノベルゲームでの「音楽」や「選択肢」について書いてみましたが、更にハード特有の機能やゲームそのもののシステムによって、更に怖くなる場合も有ります!
例えばゲーム機で、スピーカーがコントローラーに内蔵されている場合は「コントローラーから声やSEがきこえてくる」=臨場感が増す。
スマートフォンやコントローラーそのものが振動する事により、臨場感が増す。
(例えばゾンビが近づいてきたり、襲ってきた時に激しく振動するとか、主人公の心拍数に応じて振動するなど)
このように、ホラー映画やホラー小説では出来なくて、ノベルゲームだからこそ出来る演出やホラー体験があります。
ノベルゲームといよりアドベンチャーゲームになりますが、今後はホラーノベル+VR(バーチャルリアリティ)のように、更に進化したノベル(もしくはADV)ゲームも登場してくるかもしれません。
「物語」「音楽」「振動や特殊演出」
これらが揃ったノベルゲームはホラーに適しています!
「物語」「音楽」「振動や特殊演出」これらが全て備わったノベルゲームという媒体はホラーには適していると言えるでしょう。
ちょっと映画を観たり、小説を読むのに比べると手軽さには欠けるかもしれません。
しかし、ノベルゲームでしか出来ないホラー体験も多くあります。
今ではスマートフォンでも、携帯ゲーム機でも、迫力を重視するのであれば据え置きゲーム機でも楽しむ事が出来ます。
貴方も、ホラーノベルゲームを楽しんでみませんか?
(ついでに、同じような理由でサスペンスノベルもお勧めですよ~)