ゲーム化作業編7「ゲーム完成!貴方のゲームのお値段は何円ですか?~価格設定~」 第61回ウォーターフェニックス的「ノベルゲーム」のつくりかた
第61回 ゲーム化作業編7「ゲーム完成!貴方のゲームのお値段は何円ですか?~価格設定~」
執筆者:企画担当 ケイ茶
他の会社さんや、個人のクリエイターがどうやってノベルゲームを作っているのかはわかりません。
ここに書かれているのは、あくまで私達「ウォーターフェニックス」的ノベルゲームのつくりかたです。
ケイ茶です。
地道な開発を乗り越え、問題も解決し、いよいよ長い間作ってきたゲームが完成!
さあ、次は公開です!
その前に、貴方の作ったゲームいくらで売るんですか?無料ですか?
これを考えてみてください。
最初から有料か無料か商業タイトルなのか、同人ゲームなのか。
ある程度は考えていると思います。
そして、完成したその作品はその値段に見合っていますか?
無料で公開~フリーゲームの場合~
最初のゲームであったり、同人ゲーム等で完全に趣味で作ってプレイしてもらうのが目的であれば一番良い方法かと思います。
プレイヤー側からしたら完全に無料で、しかも完結している場合は手軽にダウンロードできるはずです。
PC無料ゲームにしてもスマートフォン向け無料ゲームにしてもダウンロードそのものの敷居が低く、まずプレイしてみよう!と考えるはずですから。
ただし、無料、フリーゲームの場合は他にも大量にある無料フリーゲームとの戦いになります。
まず宣伝をしない事が大半だと思いますので、そもそも「貴方のゲームの存在」をどのように多くの人に伝えるのか。これが大切だけど大変です!
私もフリーゲームとして公開していましたが、ダウンロード数なんて数年かけて~500DLくらいでした。
もちろん、他と比べて特徴的だったり、優れている部分があれば話題になって一気に広まることもあるでしょう。
ただ、大部分のフリーゲームはせいぜい数百ダウンロードで話題にもならず、感想もあんまりもらえないんじゃないかと思います。
有料で公開~同人有料ゲームや商業ゲーム~
まず「有料」で販売する場合はある程度のクオリティは求められます。
このある程度がどれくらいなのかを説明するのは難しいですし、100円で販売するのか10,000円で販売するのかでも全く異なってきます。
ただし、例え100円でも300円でも有料の場合はプレイヤーに厳しい目で見られるものです。
特にスマートフォン向けで有料アプリってなかなか無いんですよね。
基本無料+アプリ内課金が一番多いパターンです。
ですので、最初から有料でダウンロードとなると、まず「有料なのか」と思われます。
実際に購入して自分の思っていたクオリティに達していないと思われてしまった場合は悪い評価がついてしまう可能性もあります。
なので、有料で出す場合はある程度の覚悟は必要かと思います。
ただし、無料に比べて有料の方がお金を払った分、最後までプレイしてもらえる可能性は高いです。
また、アプリの場合は「そもそも、有料アプリが少ない」ためにランキングに掲載されやすいというメリットもあります。
※逆に無料アプリで上位を目指すと言うのは大変です。
また、PCのダウンロード販売で100円や500円であればスマートフォン向けとはユーザー層が違いますので、安い、妥当な価格と思われるかもしれません。
もしくは販売方法として、イベントで頒布という方法もあります。
有名なところですとコミックマーケットですね。
自分でパッケージ化したり、専用の業者に頼んで同人ゲームであれば100円~1,500円くらいが相場かと思います。
私も昔「神様のふるさと」を500円にて頒布していました。
はじめてではあったのですが、20本以上の頒布はできましたので、効果はあります。
ただし、私の場合はパッケージで100本作ったのと業者に頼んでいますので大赤字ではありましたけれど・・・。
これは利益を考えていない同人ゲームですので、仕方がないと思っていました。
次回はこの価格に+して、今回もさらっと書きましたが「販売方法」について書いてみようと思います!