日曜定期更新(2023/06/18) 「次回作a開発日記9_R編3 伝えるという事」

こんばんは!
企画担当のケイ茶です。

引き続き「新作(次回作a)開発日記」として、色々ぼかしながらも定期的に開発状況を書いていきたいと思います!
まずは簡単に現在の状況をお知らせします。

【現在の開発状況】
ケイ茶:様々な連絡や経理など、雑務をこなしています
R:キャラデザを考えながら立ち絵を描き、プロットを考えつつシナリオを書いています

だいたいこんな感じになっています。
ここに至るまでも色々あって、この状態になっています。
そのため、一旦、これまでやってきた事を少しずつ回想していく形式で進めています。


【次回作a開発日記 第9回(回想)R編 伝えるという事】
(2022年11月~12月)

湧き出てきた、『設定がわかりにくい』という問題。
これ自体も大きな問題ですが、更に問題となるのは伝え方です。
これは製作側からプレイヤーに対してもそうですが、まず、制作者同士で共有する時もそうです。

正直言って、私は他人に説明するのが不得意です。
とても酷いとまでは思いませんが、すくなくとも上手い方ではありません。
一つの事に対して、とにかく細かく説明しようとして要らない部分まで伝えてしまったり。
逆に、無意識に「これは説明しなくてもわかってもらえるだろう」と感じて省略してしまったりします。
主語が抜けている事も多々あります。

それでいて、『物語の設定を説明する』というのは厄介です。
まず、その設定は考えている人間の頭の中にしか存在していないからです。
これが実際に存在している、科学などの話であれば、その道に詳しい人からフォローを入れてもらう事ができます。

しかし空想で作り上げた設定である以上、当然、その当人が説明しなければ他の誰にも伝わらないのです。
これが難しいです。
そして、それはあくまでも空想でしかないので、それを聞いた他人が「なるほど!」と思うか、「都合がよすぎるのでは?」と思うのかもわかりません。
これが怖いです。

それでもわかりにくいと言われた以上、まずは設定を共有しようと思い、ひたすら説明しました。
言葉だけでは伝えにくいので、時には専用の図も用意しました。(さささぐの本編でも出した、図のようなものです)
世界はこうなっている。こうすればこうなる。これは〇〇と呼ばれていて……等々。

それでもすべては伝わりません。
時に、間違った伝わり方もします。

なんだか話が食い違う。
相手が「〇〇が問題だと思います」と言っているので、「〇〇」についての対処法を伝えているのに、なぜか納得してもらえない……。
お互いにあれこれ言うものの、なんだかおかしい気がして言葉が止まります。
そして、沈黙。
重苦しい時間が過ぎたある時、「もしかして、××だと思っていますか?」と、前提の認識が間違っていた事に気付く。
そうして、なんとかお互い笑顔に……。と。
そんな事も何度かありました。

伝える方としてはそうして苦悩するわけですが、きっと、聞く方も苦悩があると思います。
それこそ、何も知らない「その製作者の頭の中だけにある常識」を突然聞く事になるわけですから。
まずそれを理解するのも大変でしょうし、そこに存在する矛盾も指摘しなければなりません。
疲れると思います。
しっかり聞いて、向き合ってもらえる事に頭が上がりません。
そしてそれを思うと、伝える方としては更に「申し訳ございません……」という気持ちで焦ります。

伝わらない。難しい。
でも、関係者に伝わらないような事が、プレイヤーに伝わるわけがありません。
なので、ひたすら設定について考えます!

 

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